業界ニュース 4月 week 4
今週の気になった業界ニュースを簡単に紹介します。
FOOD SAFTY NEWS 2022.4.30
フランス 生乳チーズ関連の事故削減への取り組み
フランスの国立食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、過去10年間に国内で発生した大腸菌による事故の60%、およびサルモネラ菌による事故の34%が生乳チーズに関連していることを発見した。 これらの事件のいくつかは、農場および生産レベルでの適切な衛生および安全慣行が行われているにもかかわらず発生しており、こういった発生のリスクをさらに減らす方法を調査するように機関に促した。
本文を読む: Food Safety News (4/20)
INNOVATION & TECHNOLOGY
リモートによる安全検査の成長と課題
情報通信技術の向上とパンデミックにより、食品施設でリモート監査を利用する事業者が増えている。こういったリモート監査により、検査官の移動時間が短縮され、アクセスが困難な場所の施設をより頻繁に検査できるようになっている。 その反面、リモート監査には依然としてサイバーセキュリティに関する課題があり、検査官が100%施設の検査に集中することは困難となっている、とジョージア工科大学の Wendy White 氏は述べている。
本文を読む: Food Safety Magazine (4/18)
SOLUTION & BEST PRACTICES
従業員とサプライヤーの関係構築により食品の安全性を高める
Intertek Alchemyの事業開発担当部長である Laura Dun nNelson 氏によると、食品メーカーが食品安全問題によるサプライチェーンの混乱を防ぐための最善の方法として、問題を報告する労働者のトレーニング、サプライヤーの仕様の確認、サプライヤーのラベルの調査などがある、という。「サプライチェーンの遅延に関するリスクを軽減するために、食品加工業者は、効果的な変更管理などの回復機能の対策や、食品安全ベンダー監査プログラム、詳細な製品仕様、ベンダーの期待要件、およびマルチソースベンダー戦略などを実装する必要があります」とネルソン氏は述べている。
本文を読む: Food Safety Tech (4/21)
保存可能期間の延長によるが世界の食料安全保障への貢献
世界保健機関 ( WHO ) のデータによると、現在の食品廃棄物の割合を逆転させれば、20億人を養うのに十分な食料を保存できる可能性がある、という。 Kerry Taste and Nutrition のグローバルマーケティングディレクターであるEmma Cahill は、保存技術によってパンや肉製品の貯蔵寿命を延ばすことで、食品廃棄物を削減し、流通コストと二酸化炭素排出量を削減できると述べている。
本文を読む: Food Safety Magazine (4/26)
以上になります。
皆さんの興味のある記事や情報を見つけるきっかけになれば幸いです。