業界ニュース 6月 week 3
本記事では主に海外サイトからのニュースを取り上げております。食品安全先進国といわれる国・地域から学べることはたくさんあります!
現在どんな課題を抱えているのか、それに対してどう対応しているのか、それに伴い法律がどう変化していっているのか、では日本が今後どうなっていくのか、自分たちはどこに注力すべきなのか...etc
日本の食品業界を支える皆様へ
ほんの少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
※弊社で翻訳した文書となります!
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FOOD SAFTY NEWS 2022.6.20
サルモネラ・ニューポート 再発株との見解
米国農務省の食品安全検査局(USDA,FSIS)は、性質の似た事例を繰り返し引き起こしていることから、サルモネラ・ニューポートを再発株として分類した。この決定は、2016年から2019年の間に発生した牛挽肉に関連する2件の事例を調査した後に、合計542件の発症、163件の入院、1件の死亡報告を受け発表された。
本文を読む: Food Safety Magazine (6/6)
米の価格上昇 -世界的な食糧不安の脅威-
世界的な食料不安の脅威が迫る中お米の価格も上昇
国連食糧農業機関は、お米の国際価格が5ヶ月連続で上昇し、1年の内の最高値に達したと報告している。専門家はこれを、ウクライナの戦争によって引き起こされた穀物不足をクマが見守っている、と例えた。ウクライナの国連危機コーディネーター Amin Awad は、ロシアがウクライナの穀物輸出を阻止しているため、世界的な食糧危機を食い止めるために迅速な行動が必要である、と警告している。
本文を読む: CNBC (6/12)
INNOVATION & TECHNOLOGY
実地試験における食品媒介病原体検査アプリ
ミシガン州立大学とタスキーギ大学の研究者が、スマホとバイオセンサーを利用した家禽の病原菌の迅速な検査について研究開発している。バイオセンサーに約1時間で食品由来の病原体DNAを検出させ、研究者は養鶏場や加工工場と協力してバイオセンサーからデータを取得して分析するスマホアプリの検証を行っている。
本文を読む:Food Safety News (6/8)
SOLUTIONS & BEST PRACTICES
サルモネラ菌の検出方法が食品の安全性を向上させる?
Applied and Environmental Microbiology(米国微生物学会が発行する科学ジャーナル)の調査から、農場のニワトリに見られる最も一般的なサルモネラ血清型は、人間の病気とは関係がなく、病気に関連する家禽加工工場で一般的に見られる3つの血清型とは異なることが分かった。 当調査結果は、検出方法が不十分であることを示唆していたため、研究者はCRISPR-SeroSeqと呼ばれる方法を試し、これがより良い管理手法につながる可能性がある、と研究共著者でありジョージア大学獣医学部の助教授であるNikki Shariat 氏は述べている。
本文を読む:University of Georgia (6/7)
デジタル記録がレストランの安全を守る
フードサービス事業者にとって、食品安全の文化を構築することは不可欠ですが、テクノロジー企業 SquadleInc のマーケティング担当副社長である Derek Stangle 氏によると、適切な文化とともにをデジタルチェックリストやデジタル記録などの適切なツールを組み合わせる必要もある、という。「FDAは、レストランやフードサービスプロバイダーに対し、食品安全文化の目標を定義し、食品安全に利用できるツールの教育から始め、進捗状況を評価および測定するツールに特に焦点を当て、食品安全の原則に関する社内トレーニングを開発および開始することを求めている。」と述べている。
本文を読む:Food Safety Tech (6/7)
データ分析による迅速な安全上の懸念特定
数でみる微生物リスク評価を使用してサプライチェーン全体の病原体の行動を予測したり、オンラインの消費者レビューを分析して安全でない製品を特定することまで、データ分析は食中毒のリスク要因を特定し、対応能力を向上させるのに役立ちます。「技術が進歩するにつれて、研究者、政策立案者、食品安全の専門家は、データの収集、利用、分析するための新たな方法を探求しています」と、Revolutionized Magazine の編集長である Emily Newton 氏は述べている。
本文を読む:Food Safety Tech (6/14)
REGULATION & POLICY
USDA 家畜市場の透明性向上を目指す
米国農務省(USDA)が、契約家禽生産者により多くの情報を提供することを要求する組織を通じて、家畜および鶏・豚の生産者にとってより公正な市場を作る努力を発表した。 「透明性の向上は、ルールの近代化、生産者の保護等の重要な出発点です」と農務長官の Tom Vilsack 氏は彼の部門の努力について述べた。
本文を読む: Food Safety Tech (6/4)
FSIS 生魚のサルモネラ菌チェックを一時的に停止
USDAの食品安全検査サービスが、生魚における国内および輸入魚のサルモネラ菌のサンプリングを行わないことを発表した。 こういった動きは、該当製品の検査プログラムを確立していた政府機関の規制の修正によるものである。
本文を読む: Food Safety News (6/14)
以上になります。
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