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業界ニュース 7月 week 1

本記事では主に海外サイトからのニュースを取り上げております。食品安全先進国といわれる国・地域から学べることはたくさんあります!
現在どんな課題を抱えているのか、それに対してどう対応しているのか、それに伴い法律がどう変化していっているのか、では日本が今後どうなっていくのか、自分たちはどこに注力すべきなのか...etc

日本の食品業界を支える皆様へ
ほんの少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

※弊社で翻訳した文書となります!
情報元の本文全ての内容が気になった方はぜひご連絡ください!

FOOD SAFTY NEWS 2022.7.08

トウモロコシのアフラトキシン含有量が大きな懸念事項に?

アフラトキシンは、暖かく乾燥したところのカビから生成される発がん性物質であり、今後数年間、米国のトウモロコシ生産において安全性の懸念が高まると、ミシガン州立大学の Felicia Wu 教授が2022年の食品栄養科学振興研究所の年次総会および科学討論会でのプレゼンテーションで述べまた。FDA はアフラトキシンレベルを規制しているが、Wu 氏は気候変動がアフラトキシンがもたらす食品安全リスクをどのように高めるのかは不明であると述べた。
本文を読む: Food Safety Magazines (6/23)

農作物の安全研究の進歩が会議の話題に

果物や野菜の安全性を高めるために新しい滅菌技術をどう利用するのかについての研究が、農産物安全センターの年次研究シンポジウムで発表され、サイクロスポラ感染症で知られる新たな病原体も会議で話題にあがった。「これらの食品が屋外で栽培された作物に由来するという事実は、病原体が土壌、灌漑に使用される地表水、鳥の糞、または近くの動物農場から吹き飛ばされたほこりにさえ存在する可能性があるため、固有レベルのリスクを生み出すことになります」と業界コンサルタントである Steven Savage 氏は述べている。
本文を読む: Forbes (6/28)

チーズから新種のリステリア菌が発見される

ある研究者によってナイジェリアの牛乳チーズ製品から新種のリステリア菌が分離され発見されたが、この菌株は人間と動物に対して非病原性であるという。研究者は、listeria ilorinensis sp. nov. と名付けると提案している。 また、この菌株では白糖・Lフコース・でんぷんを発酵させることもできないという。
本文を読む: Food Safety Magazines (6/29)

欧州委員会 :輸入検査プロトコルに関する詳細

欧州委員会は、アフラトキシン、農薬、微生物汚染をチェックする輸入製品の最新リストを提供している。 リストにない製品においても、インドネシアとインドのナツメグはアフラトキシンによる汚染のリスクがあるため規制の対象となり、エジプトのオレンジ、インドとパキスタンの米は残留農薬が検査され、ガーナのパーム油はスダン染料がチェックされる。
本文を読む: Food Safety News (7/5)

INNOVATION & TECHNOLOGY

レポート:農業用ロボ 多くの問題解決に期待

IDTechEx のレポートによると、燃料と労働力のコストの上昇、食料生産に対する世界的な需要の高まり、ロシア・ウクライナ戦争など、いくつかの傾向と出来事が農業ロボットの市場の成長を加速させる可能性がある。 報告書では、投資コストが高いなどの要因によりロボット工学の採用はこれまでのところ遅れているが、今後10年間で採用は急速に拡大すると予想されている。
本文を読む:Future Farming (6/27)

SOLUTIONS & BEST PRACTICES

食品廃棄物によるジェット燃料の炭素排出量を削減!?

Alder Fuelsは、食品廃棄物を使用して化石燃料よりも大幅に少ない炭素を排出する持続可能な航空燃料を生産する、世界中の12の新興企業の1つです。 ユナイテッド航空は、Alder Fuels から57億リットルの持続可能な航空燃料を購入することを約束しており、農業廃棄物を燃料に変換することは過去に困難を極めていたが、市場は2030年までに157億ドル近くまで成長する可能性がある。
本文を読む:Science (tiered subscription model) (6/23)

コンプライアンスアピールにデジタル文書を

Trace Gains といったデジタル記録管理プラットフォームにより、食品会社はコンプライアンスを実証し、より効率的な方法で原材料やサプライヤーを管理することができます。 グローバル品質担当副社長の Mike La Bosky 氏によると、Bimbo QSR は、ポータル上に 30,000 の固有のサプライヤー関連ドキュメントを保持しており、これによりサプライヤーとリアルタイムでやり取りし、すべてのドキュメントを最新の状態に保つことができている、という。
本文を読む:Food Business News (free registration) (7/5)

SQFI UPDATE

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